2011/04/26

にゅーばらんす雑感

MT101GTE と MT 10-minimus-



まずは、MT101GTEについて。
軽くて、足裏
感覚しっかりしてて、グリップも最高。このトレランシューはヤバイ。

数有るうす底トレランシューの中から、MT101GTEを選んだ理由は、

・フォアフット傾向に有るソールの反り形状
・ミッドソール内臓
・踵ホールド部分の高さが低いこと
・横アーチ部分から爪先にかけての尖りがゆるいコト
・ある程度ガードが効いてるアッパー
・アウトソールの張りの有る硬さ。

と、好戦的なソールパターン。

多分、NBのUKサイトにしか?展開されてないコトから、GTEの最後のEは、イングランドのEかと思っているのですが、さすがinov8のお膝元。

グリップ効かないとクツが売れないのでしょうか?

このソールパターン、マッドなトコに行きたくなる感じ。

ちょっと前まで、走る時に、足の接地時間を気にしていなかったので、速く走りたいと思うと、蹴りまくっていて走りにロスがあった分、ソールの減りが早い傾向にあったので、スパイクっぽいクツは貧乏人根性で避けていたのと、その昔、バイク乗っていた時に、ハイグリップタイヤは、大きなコーナーでは速いけど、小さいコーナーの連続のシーンでは、切り返しでのっぺりしていて遅いって経験から、単純なグリップの高さは速さには繋がらないと考えている節があるのですが、

裸足王子の指導の、足の接地時間を減らすと、ピッチを上がり、ロスを軽減し、筋力の疲労を低減できるということから、足の接地時間を意識するようになってから、ソールの減りが減ってきた=グリップへの依存度合いが減ったと考えて、ハイグリップうす底トレランシューの購入に踏み切りました。

と、値段。MT100に続いて、安いw

結果、相当良いですね。

裸足ランやVFFでのランで、ヒラメ筋の産声を聞いて以来、大事に育てているヒラメが、良い感じで使えるクツですね。

グリップ力も、その辺のトレランシューとは比べ物にならんくらい強い。

足腰の回転を意識してピッチを上げると、ソールの程よい張りで、
そもそも持ってる足のアーチによる反発をアシストして?
前に進める感じも感じられます(妄想かも)

一応、SuperFeetのブラックを入れているので、重さはUS8で240g程度。
重さ的には、Inov8のX-Talon 212にインソール入れてるのとほぼ同じかと。

弱点も一応。

だいぶ、ぬれやすいです。
土踏まずの半分くらいまでがメッシュなので、ぬれやすいですね。

と、MT100同様、踵のホールド部が、樹脂なので、人によってはすぐ脱げるとか
ひっかかるとかあるみたいです。

総評としては、戦闘力の面では文句無し。
攻める走りを支えてくれるので、今年のクツの中ではBest Buyの一つかなと。

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そして、ミニマス。

劇的なシューズ。
どこに居ても、斑尾の土のトレイルを踏みしめている様な感覚。
足裏感覚は、裸足のビンビンダイレクトに伝わる、生の感覚とも、
VFFのちょっと固いもので守られてる、ちょっとダルな感覚とも違う、
柔らかいがしっかり路面状況を伝えるシューズ。

VFFがバネもダンパーも強い感じのショックだとすれば、
ミニマスは、プジョーとかの猫足系のしなやかなんだけど、
確実に路面情報を伝えてくれる感じ。

路面変化への反応を半端なく早くできるので、
「グネりそう〜だけど、取り戻せる」みたいなのが何度もありました。
これは、うす底シューズの一番の利点で、僕みたいに
左右の足首の靭帯がゆるゆるなひとには、助かります。

MT101GTEと比べても、反応速度できる速度が早い気がしているのですが、
それは、MT101GTEに比べて、上側の穴が一つ少なくて足首の自由度が高いとか
そのへんの理由かなぁ〜と思っています。

ミニマス気に入っているところは、

・フォアフット傾向に有るソールの反り形状
・ミッドソール内臓
・踵ホールド部分の高さが低いこと
・横アーチ部分から爪先にかけての尖りがゆるいコト
・フィット感最高のアッパー
・足の指で地面をつかむ様なコトが出来るアウトソールの柔らかさ

2足通してアントン・クルピッカの思想が好きという感じかも?

そして、ミニマス。アウトソールはビブラムなので、ビムラムの
クツを履いてらっしゃる方はお分かりかと思いますが、濡れた路面などは
ツルツルです。が、ココからがミニマスが普通じゃないところかな?と
思うのですが、足で地面を握って?(あくまでもこれはイメージ的な話)
グリップさせられるというか。

いや、多分、違うのです。

裸足で走っていて思うことなんですが、裸足ってグリップ気にならないんですよね。
地面を蹴らないので、グリップが関係ない走りになるのですね。
そういう機能がビブラムを一枚ではなく、円形を隙間を作って並べている
ソールで可能になってるのか、ミニマスはそんなにグリップ感(あえての"感")
悪くないです。

トレイルシューズでも、もっと悪いのあるので、むしろ良いフィーリングかもしれません。

重さはUS8で200gです。
MT101GTEと一緒にレースに持っていっても、水1リッターより軽いっすw

デメリットは、長時間走るとシューレースが緩むこと。
やっぱりこれ系のシューズは足ぴったりで買うのが良いと思っているのですが
ちょっと、3時間〜4時間走ると指が詰まりますねw

これは、NBのモコモコシューレースで解決かな?とか。

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で、平尾台40kmどっちで出たかというと、ミニマスで出ました。
ドライコンディションだったからこそ、というか、グリップが
気になる走りではなくなったからか。。。。

実は、平尾台前に、トレイルは走ってないんですけど、
賀茂川をちょっとだけ走っただけなんですけど、17日のレースで、
13日の夜に買ったので、走ってる時間作れなかったのですが、
足入れした瞬間いけると思ったんでしょう、僕はw

結果は、筋肉も関節も痛くならず、完走。
平尾台、最大のポイントの登りの林道も足の重さを気にせず走れました。

ただ、後半バテた所で、体幹部の踏ん張りが効かず、前傾姿勢を保てなくなってくると、グリップ力でごまかす走りができず、かなり苦戦。

かと言って、ヨレているカラダでランニングホームを取り戻すのも辛くて、かなりペースダウンしてしまいました。。。

筋力スタミナの問題、追い込んだ時にチカラを出せるか出せないかって
問題ですね。

とわいえ、去年よりも45分タイムアップしたので、たられば抜きでよかったです。

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ここまで、うす底のシューズについて語ってくると、ちょっと思うのが

トレイルランにおける"グリップ"ってなんだ?って話です。

自覚的なのですが、このBlog記事における"グリップ"における言及も
2転3転してるんです。

この違和感ある記事は、後の自分の為に残しておきますねw

2011/04/22

捻挫からの復帰

3月6日の南房総丘陵トレイルランで捻挫しました。

そこから、どうやって捻挫治して、4月17日の平尾台40kmを
走ったかのお話です。

■ 捻挫前

お仕事の都合もあっていろいろだったのですが、僕のランは

火曜日:朝練(キムカツコーチにご指導いただいてます)
2時間、インターバル走、だいたいアップダウンも含めると10kmくらい高い強度で走っています

木曜日:ペース走的なロードラン
10km~15kmくらい、登りを必ず入れてキロ5分以内で走り続ける練習

土曜日/日曜日
Nadiさんでトレランなど。
2日で40〜50km、足りなければロードを足してそれくらいにしてます。
特に、日曜日はNadiのアドバンストレランなので、MasaSussy師匠に
土曜日に疲れた状態で迎える日曜日にハードにせめてました。

■ 捻挫

南房総丘陵トレイルラン、ロードを2kmくらい走って、
トレイル入って、すぐさま捻挫しました。

箇所は左足首、外反捻挫です。

Nike+ GPSによると、2.53km、 9分しか走っていません。
まあまあ、良いペース、ロードは1km4:30以上で走っていましたし、
自分的には結構集中で来ていた分、グネったときのスピード×重量は
結構すごかったのかと。。。。

一応、2度の捻挫と診断されました。

2度の捻挫は 『靭帯の部分断裂が起きている場合。内出血がおこり、腫れが出てきます。』

です。

この上の3度は、完全断裂なので、
ギブス、手術レベルだそうです。

■ 捻挫直後

たまたま、川の横で捻挫したので、ケンケンで川までいって、
速攻冷やす。スイーパーさんが来るまでまつかーって感じで、
結局40分くらい待ってました。

その間、流水に打たれていました。

その後、スイーパーさんに
「スタートにもどるか、ちょっと上がってクルマにピックアップされて
ゴールにいくか」の二択。

ゴールならお医者さんがいるとのことで、MRHCの皆もいるから!と思い
ゴールを選択。というか、帰りの都合上、実質一択でした。

ココで、シューズ(このときはCascadia5)を脱ぎ、完全裸足で山の上まで。
川があるところで、熱感を感じていたらすぐに冷やすをしていました。

クルマに乗った後も、足をあげてかつ、カーフタイツで圧迫して
ゴールまで搬送されました。

ドクターには、触診され、「結構いってるね」といわれ、
ガッツリ冷やしました。

そこからは、とにかくRICE処置。3年前ボルダリングをしていて、
右足の捻挫(2度)のときから、以下を参考にしています。

トレイルにいく時、必ず持っているのが
「アイスバック(氷嚢)」
「バンテージ」
「ヒエロン」
を必ず持っています。

ローカル線のホーム、ローカル線に乗っている時、総武線快速に乗っている時、新幹線のホーム、新幹線ともに、RICE処置を徹底していました。

勝負は『捻挫後、72時間でどれだけ冷やせるか。』

なので。

帰りの新幹線で、amazonにて、
ムサシのJoint/ロッテのコラーゲン+ビタミンCドリンクを購入。

■ 捻挫一日後

この時点では、ほとんど歩けませんでした。
立つのも辛かったです。

京都に帰って来て医者に行っても、千葉の時点で程度の判断は受けているので、ギブスorシーネ固定と言われるのが見えているので、信頼しているスポーツ整体に行って、捻挫以外の場所のバランスを整えました。

と、リハビリの方法を教わりました。

方法は、お尻をついて、座って足を投出して、
足の先でアルファベットを書く/足じゃんけんする。

足首を支える他の筋肉を萎縮させないように動かすこと。

た・だ・し、動かして痛いようなら、その動きはやらない。



新幹線の車内で頼んだ、サプリ類が届いたので、プラシーボ効果を期待して、朝昼夜寝る前と、一日の摂取量を4回に分けて、ちょっとづつ回数を多く摂取しました。

実は相当早く治したい理由が二つありまして、二日後、仕事で山に取材に行くというコトと、一週間後にスカイハイさんの京都セッションに参加予定かつコースは、スカイハイのタクさんと一緒に練っていたのもあり、とにかく治したかったのです。

■ 捻挫四日後

この日は取材の日。
この日までは、ずっと歩くのは、びっこ引いてましたし、
会社まで、タクシーワンメーターの距離ですが、タクシーを使っていました。

が、朝起きたら、普通に歩けるようになっていました!

ココまでのRICE処置の成功と、リハビリによってかなり足首の縦方向の振る
動きに関しては、出来るようになっていました。

アルファベットも『Z』以外は痛みなく書けるようになっていたので、
あとは、関節の中身の組織の回復とのおつきあいだと思えるようになりました。

■ 捻挫五日後
仕事で大阪だったので、帰りにスカイハイに行きました。

タクさんにも「もう歩けるんや!?」と言ってもらえて
普通に歩けるようになってました。

この日あたりから、

痛みがない部分のダイナミックストレッチ
アウフバウトレーニング
スピード腹筋、背筋(低負荷/多回数)

してました。

■ 捻挫二週間
歩行者信号が、青点滅〜赤になる時、自然と走れたので、
「あ、これはジョグはいける」と判断できました。

これまでは、一歩も走りませんでした。

この、数日後に20分ほど、賀茂川をジョグしています。
VFF+ニューハレXテープレベル1で。

*実はココまでの間、毎日、捻挫した方のみXテープしてました。

■ 捻挫3週間
ランニングの復帰は、キムカツさんの初中級ランニング講座。

体幹と下半身の連動性を意識するトレーニング、
体のダイナミックな動きを作るドリルなど、

朝練でいつもやっていることを、朝練よりは低負荷で出来たので
ジョグ以上の動きが出来るかどうかを確認。

予想以上に動けたので、ほぼ完治!と思って、この週から
平地だったり、イージーなトレイルでのトレーニングを再開しました。

でも、やはり高強度でのランは、足首前外側の痛みを生むので
足首を伸展して、くるぶしの前側にニューハレAKT5cmロールを10cmほど
貼った上での、Xテープレベル1で、疲労を軽減していました。

■ 捻挫4週間
そもそも、トレーニングと思って走るの嫌いなので、
トレイルでおもきし遊びたいっ!って欲望がたまっていたのですが、
この週から、Nadiのトレイルのレッスンにも復帰。

Masa Susshyとガッツリ走らさせてもらって、痛みがないので、
完治!と思ってます。

■ 平尾台前

実は、先週くらいになると、足首にテーピング無しでもトレイル
走れるようになっていてですね。実は、無理に曲げると痛いですし、
右足に比べると、左足首の屈曲の角度に制限が付いているのですが、
痛くないことは全てするってことと、ストレッチを欠かさず、今している
というところです。

こんな感じでだいたい巧く治していけてるんじゃないか?と。
参考になりました??