2012/04/05

ナチュラルランニングを目指す意識


足底筋膜炎を直すために、フォーム改善の道を選びました。

無理矢理フォアに足を付こうとしていたので、
足首をこねるクセが付いています。
また、顎が上がりやすく、後傾になりやすいクセもあります。
そもそもの足底筋膜炎は、左側のアーチの下がりが影響していますし、
やや、外反母趾気味なので、横アーチ、縦アーチともに、理想の足では
ないなと思っています。

そこで、目指すは、アントン・クルピカ先生のフォーム。
左右差が少なく、無駄の無い、脱力の走法を、身につけたい。
クルピカ先生みたいにナチュラルにはできないので、
おもいっきり分析して、自分の体に叩き込みたい。

とにかく、キレイに好きなスピードで、ずっと走りたい。

と、思っています。

近くに先生が何人も居まして、その先生方に教わったこと、
自分をビデオに撮って分析したこと、実験してみてどう変わるか
Before/Afterを比べまくっています。
なので、これ全部を意識しているわけではないですし、
ビデオを見て修正したい項目が見つかった時の対処の引き出しです。

なので、自分でこうかも??って思ってこれらを実践するのは
ちょっとオススメしません。

自分を映像に映すといろいろと見えてきます。
また、ランニング映像は整理したら、このブログに上げます。

デザインも一緒なのですが、"見る視座/視点"や"見方"が重要なのだなぁ、
と思っています。

今はまだ、その走りを見る視線を醸成してゆこうという途中です。

その中で、備忘録というか、引き出しの確認というか、
ランニング中の意識についてまとめてみました。

まだまだ足りない部分も、間違っている部分も、
あると思いますが、ちょっと忘れないようにアップします。

かなり、助詞に気をつけて書いています。
能動なのか、受動なのか、そこが重要かなと。。。。

■ 頭部
     ・つむじが"引っ張られる"意識
          効果:背筋と同じラインで首が立つ、あごが引かれる、腰高姿勢、前傾姿勢
          
     ・遠くを自然に見る目線
          効果:あごが引かれる、腰高姿勢、前傾姿勢

■ 上体
     ・胸が引っ張られる意識
          効果:胸が張れる、前傾姿勢、着地位置を自分の真下に捉える

     ・脚はみぞおちから始まっている意識
          効果:下肢から上体に意識を持ってこれる

     ・肩甲骨を動かす意識=腕は振らない

■ 手・腕
     ・肘を引くイメージ

     ・かるーく手を握る
          効果:上体の横ぶれ防止

     ・まっすぐ引く。
          効果:脚が前に出る/回旋の動きにならない

     ・手のひらの角度を重要視する
          効果:手のひらが下に向いていれば肘は外に、手のひらが上に向いていれば肘は内に

■ 腰・骨盤
     ・骨盤を前に寝かす
          効果:腰高フォーム

     ・骨盤が足の入れ替えの時に翻る動き
          効果:大きな筋肉を使って走ることと脱力のイメージ

     ・骨盤に足がぶる下がっているイメージ
          効果:大きな筋肉で走る

     ・登りの時、腰から押されるイメージ(大臀筋の上の方)
          効果:ふくらはぎで走らないようにイメージ

     ・正しい姿勢。お尻をキュ!下腹部をキュ!前方後方で挟み込んで安定感
          効果:ちゃんと骨盤に上体を乗せる。骨盤は何故、器型なのか。

     ・腹筋の捻り、腰の入りを感じながら
          効果:捻りの動きができているか、捻りがリズミカルか?

■ 脚
     ・大腿筋で足までコントロール
          効果:膝下は付属品。ふらふらのボールジョイントの膝を股関節と腿の動きでコントロール

     ・足を重心よりも後に、大腿筋で置きに行くイメージ
          効果:前傾姿勢、足首の背屈を割ける

     ・脚は上げるものでなく、下げるもの
          効果:接地までの下げるを意識。下がりきれば勝手に逆が出てくる

     ・内転筋に乗る
          効果:関節に乗らない、筋肉で上体を支える

     ・内転筋で押される
          効果:膝を止める動きをしている内転筋で体が押される

     ・膝の進行方向は、地面と平行
          効果:脚を上げすぎない。脱力

     ・足の付き方は意識しない/とにかく、膝下の筋肉はチカラを入れず
          効果:足をこねない。理想型で足をつけるようになる

2012/04/04

信越五岳2011

今更ながら、書き終わりました。一応上げておきます。

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92.2km地点で、リタイヤしました。

理由は、色々。

走りきれなかったのでは、無く。

自分からリタイヤを


『たられば』は書かないようにします。

■そもそも、どんな作戦だったか

Start-3Aまでは斑尾でほとんど知っているところテンション上がるところ

なので、気分は上々に、一方で積極的に「抑え」のペースで延々と。

3A-5Aまでは、全く走ったことがないので、

主観斜度センサーで走る斜度なのか、歩く斜度なのかをコントロールするイメージ。

5Aに、16時着予定にしてました。

5A-6Aは、ペーサーと会えれば元気だろうと思って、あんまり意識しませんでした。

どうせ足場悪いし、ここでケガしても。。。なので、ペーサーとのペースのリンクを

テーマに走るでした。

6A-8Aは、ガッツリ走れるし、ペーサーともこの永きにわたる運命を受け入れた後なので、

2時間以内で8Aに着けると思っていたので、6Aの到着が21時前であれば、

タイム的にはOKだと思っていました。

8A以降は、根性。昼夜会わせて5回登ってる瑪瑙山。どうせ辛いけど、

終わりが分かっているので、8Aからスタートできれば、行けると思っていました。

■実際には。

# Start ~ 1A(18km)、2A(23km)

実は、スタート前に装備を変更。

Patagonia Air Flowではなく、ARC'TERYX Phase SLへ。


とにかく積極的な歩き。スキー場は相手にしない。朝焼けで感動してるくらいが良いと思っていました。

下り気味のシングルトラックとか、アスファルトとか、直前に芦屋の鍼灸のとい先生と話していた

キリアンの走り方、重心を下部に安定させて、頭の位置を変えないで省エネかつ、最短距離の移動で

遅くはない下り方を。平地は、ジョグ以上では絶対走らない。

だいたい3Aまで、芦屋のお友達と横浜のお友達と走っていたので、ツールドフランスみたいに

トレイン組んで、誰かがペース作りながら、後から「抑えて」とか言う感じで結託してました。

バンバン抜かされてると思いきや、すっごい人数の人を連れて走っていることに気づいたのですが、

これだけの人数の人が

「これを抜いたら、オーバーペース」

「これより遅いのは不安」

ってペースだったか?と思うと、だいぶ成功だったかなと思います。

斑尾の登りも、『歩いてて回復する』レベルで歩いて行きました。

2Aの時点で、周りの人たちの試算から30分の貯金。

僕は、タイム気にしてませんでした。キタタンから適当なタイム設定はしないと

決めていまして。。。追われて、序盤飛ばしてしまいがちなので。。。

2Aのアシスタントポイントで、着替え。Patagonia Air Flowのsleeve lessへ。

関川の時点で暑くなることを信じて。

横浜のお友達が早々と旅だってしまうなか、ベスパ、 ZENなどを入れる、

2A用のエネルギーを摂取して、水の汲み替えなど、かな様にやっていただいて

混んでるエイドは無視して、次へ。

#2A(23km)~3A(38km)

シングルトラック、そして、去年の斑尾50Kの魔の袴岳。

走りやすいけど、ジョグでも気持ちいいからこそ、芦屋勢との結託して話しながら

進みました。ぬかるみも、NewBalance MT101GTEは確実にグリップ。inov8 タロン212よりは

グリップしてなかった気がしますが、ソールが固い分、楽に走れてたかな?と。

ここまで、全く長くも何とも感じずに、3Aに到着。

むしろ、2A~3Aは、今までの斑尾50Kの思い出と、しりとりしながら走ると

ペースが早くなってしまうという発見をして、3A。

3Aでは、MRHCのペーサー、アシスタントのみんなが出迎えてくれて、

少し休憩。トマト食べて、ZEN、ベスパ入れて、関川初体験へ。

#3A~4A

大腿四頭筋、腹斜筋あたりがシビれてきた。。。

関川、今までいっしょだった、MRHCのメンバーに全くついていけない。。。

脚が上がらず、歩く、ジョグとも呼べないトボトボ走るしかできない。

なぜ?なぜ?

と、思いながら進むことだけ考えて、歩いたり走ったり。

ここで、ちょっと寒くなった。スリーブレスにせんでもよかったか?

montain スリップストリームJKTは持っていたので、着て寒さ対策。

この時間から、心拍が上がってないと寒くなる感じ。

土管の急登。びっくりした。

これも、登りながら回復できるくらいの歩きで。

結果、3Aから4Aまでで、腹斜筋は痛くなりだし、モモは痺れたまま。。。

4Aに入る。

アクタさんっ!見つけると、「あっ!彼女にペーサーやらせる、ひどいヤツだ!」

なんて、アクタさんに言われたりして、カラダのコトを伝えると、

腰のそれ、外して楽になったら?って言われて、外してみると、スっとしてきて。。。

思えば3Aで止まっている時に一度ウェストベルトはずして、

「これから、関川っ!」なんて気合入れて締め直した。。。時間が経って、

腹圧下がって、内蔵下がってきて締め付けたか。。。長く走るとこうなるってコトを

知らない経験不足。。。

4Aでは、別のメンバーのサポートにむかっていたため、サポートメンバーには会えなかったものの、アクタさんに腹筋へのテープ、ふくらはぎへのテープと、お土産(笑)と、「誰よりも荷物背負ってないんだから、行けるでしょ?」のおコトバをもらい、ペーサーかなさまの待ってる5Aへスタート。

#4A~5A

あんまり覚えていない(笑)

ただ、スゴく長かったコトを覚えています。4Aのスタートが15時近かったので、16時に到着は無理と判断。

17時に着けるか?と思い、痺れがとれたものの動きの悪い腹筋、大腿を無理やり動かしながらのスタート。

あまりペースをあげられず、エネルギーもかなりギリギリな感じで、所々の道標の表示で笹ヶ峰が近づいてきているが、実際はまだまだなんだよなぁ。。。と思いながらのラン。

牧場は、相当つらかった。

5A直前の牧場は、あと少しで乙見湖なのが分かってるんですが、森の中のスピード感とは全く違って、よりダラダラしてしまう。心の弱さが出てきてると思いながら、ランとウォークを繰り返し繰り返し。。。

キャンプ場に入ると、イベント中なのか、人がわんさか。5Aが近いっ!って分かってきたので、走るが、これも人が見てるし。。。みたいな自尊心で走れてる気がする。それ以前に、自分だけでは追い込めない自分がいるってことで、今から思うとなんとも弱い自分に情けない。。。

#5A(66km)

サポートメンバー合流。
「遅い!」とペーサーさまに言われながら、実はここからけっこう冷えていたし、
夜になるギリギリ、17時くらいに着いたので、着替えは厚着に。
やっぱり、50km以降の熱生産力に問題があるのか、ちょっとこの辺どうすれば良いか
対策を練りたいところだなぁ。。。

ARC'TERYX MOTUS T
ARC'TERYX ACCELERO JKT

SKINS A400 halfタイツ
C3-fit パフォーマンスゲイター

靴下もx-socks ランエナジャイジャーから変更して、
patagonia ultra Light アンクルソックス

inov8 x-taron212

に履き替え。これは、6Aまでの道がぐちゃぐちゃポイントなので、
ここを楽に行きたいので、タロンで。

キリアンザック Salomon Advanced Skinに変更。

ライトは

BD icon
GENTOS GS-500

総計650ルーメンw

頭も、サロモンのバイザーから、サロモンのメッシュのXTバンダナに。
アイウェアもクリアのレンズに変更してみました。

#5A~6A~7A

この辺は、ペーサー様のおかげで、かなり調子良く走れた!
エイドごとが1時間を切っていたので、3A~5Aの遅れを引きずることなく、
完走ペースでした。

5Aからは、レースでは2回目。プライベート、イベントを含めると
昼は4回、夜は2回走っているので、だいぶ気も楽に走れました。

装備面も問題なく、7Aまで。
かなり、気分も軽く、脚も軽く走れていたので3A~5Aが悔しかった。。。

#7A~8A

この辺から、ペーサー様のストレッチが長くなり、ちょっとアクタさんを
エイドで捕まえたりで、ちょっと膝が痛い様子。

実際、硯石のところで、だいぶペースダウンしたりしていた。。。

僕の方も、ゆっくりすると、カラダが冷えだして、足の裏が痛い。。。

#8A(92.2km)

ここまで、来ました。
二人とも満身創痍だったのは、間違いなく、アシスタントにあうも、
化繊ジャケットを着込み、そばを食べ、ヒーターに当たるので精一杯。

アクタさんに足裏が痛いと色々してもらうけれど、どんどん痛みは増すばかり。
足をひきづって、一度、タイム計測の場所を通り抜けて、どうするか考えて。。。。

リタイヤを選びました。

あとは、瑪瑙山をのぼって、おりて、林道なのはわかっていたのですが、
足を付くのも痛く無理でした。。。